CommonMP
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CommonMP:project
CommonMP

【2008年9月10日】土木学会年次講演会における研究討論会が開催されました。

土木学会研究討論会
「水理・水文解析ソフトウェア統合型共通基盤の発展に向けて」

日   時:2008年9月10日(水)16:10~18:10
会   場:東北大学川内北キャンパス研-B会場B200

>>座長・パネリスト、開催趣旨はこちら

 2007年度の広島大学での開催に引き続き、2008年9月10日に東北大学にて土木学会研究討論会「水理・水文解析ソフトウェア統合型共通基盤の発展にむけて」が開催されました。前回の討論会はCommonMPプロジェクトのキックオフミーティングという位置づけでしたが、今回はプロジェクトの開発期間のちょうど中間点に位置し、今までのプロジェクトのレビューと今後の展開について議論するという位置づけとなりました。参加者は150名程度と盛況でした。

 座長の山田教授(中央大学)、椎葉教授(京都大学)、大平河川研究部長(国総研)は昨年に引き続きの参加となりましたが、新たに佐藤情報基盤整備部長(河川情報センター)が加わった他、河川コンサルタントの代表としての高木取締役(パシフィックコンサルタンツ)、IT業界の代表として青木国家安全保障総括部長(日立製作所)が加わりました。また、今回も国土交通省河川局から五道河川情報対策室長の参加が得られました。

 冒頭、座長の山田正教授より、「海外・国内の水問題の動向、水工学、水文学の取り組み、CommonMPの活用」と題して省庁横断的な水政策の検討の必要性やそのためにCommonMPの活用が有効であることが述べられました。

 引き続き事務局の菊森主任研究官(国総研河川研究室)より、プロジェクトのレビューと今後の展開についての説明がありました。2007年4月にCommonMPプロジェクトが開始されてから、同年9月に土木学会研究討論会「水関係解析ソフトの統合操作実現に向けたプラットフォームの構築」が行われ、同時にCommonMPのウェブサイトが開設されたこと、討論会終了後、水工学小委員会「水・物質循環解析ソフトウェア共通基盤の構築に関する検討」が設置・開催され、2007年末までに数次にわたり委員会が開かれたこと、2008年3月には「水・物質循環解析ソフトウェア共通基盤構築の開発に関するシンポジウム」が開かれ、小委員会での検討内容の公表及びCommonMPの機能要求仕様や完成イメージが公開されたこと、要素モデルの開発状況に関する調査を行い、調査結果をWeb上で発表したことを発表しました。2008年度末には要素モデルの利用や作成に関するマニュアルを発行し、ユーザーが要素モデルを開発できるようになること、2009年度末には基本機能を満たした初版の共通プラットフォーム及び主要な要素モデルをリリースすることを発表しました。

 パネリストの大平河川研究部長からはデータの「信正性」、佐藤情報基盤整備部長からは河川情報データベースとCommonMPの連携に関する話題提供が行われました。椎葉教授からは、早く要素モデルが開発できる環境を整えるべきだとのとの意見が出され、高木取締役からはCommonMPを活用したコンサルタントの新しいビジネスモデルについての意見が、青木部長からは、ソフトウェアの標準化を行うためにはまず業務の標準化を図らなければならないとの意見が出されました。五道河川情報対策室長からはCommonMPを活用した河川事務所の仕事のやり方、水災害予測センター(仮称)の創設や国土交通省インハウスエンジニアのコア技術、CommonMPの開発段階及び運用段階の組織のあり方について意見が述べられました。

 パネリストからの話題提供の後、会場全体での討論となりましたが、CommonMPを大学の授業で使いたいといった前向きな意見の他に、プロジェクトの適正な運営をどのように確保するのかとか、要素モデルの開発者の著作権の取り扱いについての質問が出ました。昨年の討論会では共通プラットフォームの理念についての議論が大半だったのですが、より質問内容が実務的になり、いよいよCommonMPのリリースが現実味を帯びてきました。

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